綿花は世界で大量に輸入され現在ではインドを代表する農作物の一つです。インド国内においてはインド経済の発展に大きく寄与した繊維の王として広く認知され、綿花から発展したインドの綿工業は国内農村部の人口数百万人の生活を支える重要な基盤となり、繊維産業を100年以上の時を経て国内最大の産業に育て上げました。

インド国内すべての原料繊維生産の70%は綿花であり、繊維産業の重要なバックボーンです。そしてその多くは輸出され、輸出量は国内で見ても38%に上り、毎年8000億ルピー(約1兆5千億円)という巨額の収益をもたらしています。つまり言い換えれば綿花による持続的な経済サイクルは輸出での収入のみならず、巨大な国内雇用も支える国の重要な柱になっています。

インドでは毎年約900万ヘクタールの生産地にて綿花を生産しますが、それは世界一という驚愕の面積を持ちます。分かりやすく説明すると、世界全体の綿花生産面積の4分の1がインド国内ということになります。そして国内約13の州で400万人の綿花農家がそれを生産しています。さらに約4600万人が綿工業に関連した職業に従事しているという非常に大規模な経済サイクルがそこにあります

世界にある綿花は大きく分けて4種ありますが、インドはそのすべてを生産できる唯一の国です。アジア綿が2種、エジプト綿、アメリカ高地綿があり、
これらの品種やハイブリッド(交配種)が最大に収穫できるように生産は綿密に計画されています。

製造プロセス

綿花から木綿(布)への加工方法は大きく分けて3つの部門があります。

1,コットンミル(工場生産)

mills

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当初、この部門は繊維業界の中心的な役割を担いました。手織りや自動織機が徐々に普及するとその役割は少なくなり、1950年から1951年まで80.69%あった業界シェアは、2003年から2004年に5.37%まで下がりました。

2,手織

手織り部門は実際に織る人とその関連する作業合わせて650万人の雇用を生んでいます。手織物の生産面積は50年で15倍以上拡大し、1950年から1951年の5億平方米から2001年から2002年には75億平米になりました。手織は国内全体の木綿生産14%を占め、輸出収益に大きく貢献しました。

3,自動織機

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自動織機は国内の木綿工業の主要部門です。自動織機による木綿工業は布の生産量と雇用を急激に伸ばしています。自動織機は複雑なデザインでの生産を可能にし、総生産量の約63%を占めており、輸出収益に大きく貢献しています。2002年から2003年の自動織機による布の生産面積は1億8281万平米、作られた雇用は423万人でした。

現在の状況を見てもインド国内の綿花は本当に将来性のある生産物であり、しばらく先の未来においてもそれは変わらないことがうかがえる。最後に綿花がどのような商品に利用されているかを表示しているグラフを掲載します。

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インドは綿花の生産地として世界をリードしています。


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